倉敷市でFC本部を選ぶ前に|理念、ロイヤリティ、本部と加盟店それぞれの成功を見る

フランチャイズ本部の店舗数が増えている。年商も大きい。有名な経営者から学んでいる。こうした情報を見れば、加盟を検討する材料にはなります。ただ、それだけで自分の店に利益が残るかは分かりません。
繁友健志がこの動画で掘り下げるのは、本部が成功することと、加盟オーナーが成功することの違いです。加盟者は本部に何を期待し、本部は加盟者に何を求めるのか。理念、利益、ロイヤリティの対価を一緒に考える必要があります。
話のきっかけは、加盟者向けの研究会で、本部経営についての講義を聞いたことでした。そこから繁友自身が学んだ経験、仕事を提供する清掃事業の例、集客や採用を支える本部の役割、自分の事業でうまくいかなかった経験へと話が広がります。倉敷市でFC加盟や出店を考える際も、ブランド全体の数字と、自分の店に必要な支援を分けて見るための内容です。
加盟者も、本部が何を学んでいるかを知っておく
繁友は動画で、フランチャイズ加盟者のための研究会で、本部向けの講義を聞いた経緯を紹介しています。通常、加盟を考える側は、初期投資はいくらか、毎月いくら残るのか、どう集客するのかという、自分の店に近い問題から情報を集めます。
一方、本部は、どのような加盟者に参加してもらうか、事業をどの順番で広げるか、複数店舗で同じ価値を届けるにはどうするかを考えます。見る側が違えば、同じFCでも話の中心が変わります。
繁友自身も、店舗不動産についてのセミナーを頼まれたことをきっかけに、過去に本部経営を学ぶ場へ約一年通ったと振り返っています。当時聞いた話を、今回の講義で思い出したという流れです。本部の考え方を理解することは、その説明をそのまま信じることではありません。本部が何を手本にし、何を実行しようとしているかを、加盟者側から確かめるために役立ちます。
募集を始める前に、どこまで試したモデルなのか
講義の紹介で出てくるのが、一般に大きく募集する前の「ゼロ次募集」という考え方です。繁友の説明では、最初から広告や営業で加盟者を集めるのではなく、まず知っている人などと小さく試し、そのモデルが成り立つかを検証します。その結果を見てから、次の募集へ進むという順番です。
ここで見るべきなのは、募集の名称よりも、実際に何を試したかです。直営店だけでうまくいったのか。別の経営者が運営しても同じように仕事が回ったのか。オーナー本人の人脈や技術がなくても、研修と仕組みで再現できたのか。加盟希望者が知りたいのは、そこまで含めた実績です。
倉敷市の候補物件で考えるなら、他地域の一店舗の売上をそのまま置くのではなく、スタッフの人数、オーナーの現場参加、集客方法、家賃、客層の条件を並べてみます。動画の「まず試す」という話を出店判断に使うなら、成功例を集めるだけでなく、自分が引き継げる条件と、引き継げない条件を分けるところまで必要です。
利益を求めることと、サービスを届ける責任は両立する
繁友は、加盟オーナーが利益を求めるのは当然だと話しています。初期投資をして、事業のリスクも負うからです。本部が事業として利益を得ることも否定していません。
そのうえで、講義から受け取った論点として、本部には、自分たちのサービスを加盟者を通じて広く届ける役割があると説明します。加盟店を増やせればよいという発想だけでは、お客様が受け取るサービスの質が置き去りになりかねません。
加盟する側にも役割があります。「お金を出したのだから、あとは本部が全部やって儲けさせてくれる」と考えていると、現場で何を提供する事業なのかを理解しないまま参加することになります。採用したスタッフが何をするのか、お客様が何を求めて来るのか、どの部分を自分が判断するのか。そこへ関わらずに利益だけを期待すると、本部と加盟店の期待もずれます。
だから理念が必要だ、という話には意味があります。どのお客様にどの価値を届ける事業なのかが共有されていれば、売上が厳しいときでも、何を変え、何を守るかを話し合いやすくなります。加盟者が投資するだけの役割なのか、店舗運営の責任をどこまで持つのかも、加入前に具体的にしておく必要があります。
理念に賛同したことを、赤字の説明に使わない
ここからは、繁友自身の意見です。動画でも、約七分のところで、これから話すことは講師の話ではないと区切っています。
繁友が疑問を示すのは、理念を大切にする話が、利益を求めることの否定へ変わってしまうことです。「理念に賛同して加盟したのだから、お金のことを言うべきではない」「赤字でも自己責任だ」といった説明に結び付けてしまうと、理念と経営を取り違えます。
理念に共感していても、家賃や人件費は支払います。出店費用も回収していかなければなりません。加盟オーナーが利益や支援の内容について質問することは、理念を否定することにはなりません。
ただし、繁友は講師について、契約で縛ってロイヤリティだけ受け取ればよいと考えているわけではない、と補足しています。資金を出せば自動的に儲かると思っている加盟希望者への話と、本部が支援責任を果たしているかという話は、前提が違うのです。この二つを混ぜずに、加盟者の責任と本部の仕事をそれぞれ確認する必要があります。
月50万円の仕事と、20%のロイヤリティの例
繁友は、清掃事業について聞いた例を挙げています。月50万円の売上に相当する仕事を本部側が取ってきて提供し、その20%、つまり10万円を本部が受け取るという説明です。
この例で繁友が注目しているのは、20%という料率だけではありません。加盟者が自分で営業して仕事を取る部分を、本部が代わりに担うのであれば、支払う費用と受け取る仕事の関係が見えやすい、ということです。営業代行の対価として考えれば、何に対して支払っているのかを説明できます。
これは動画で紹介された事業モデルの例であり、現在の募集条件や、すべての加盟者に対する売上保証の案内ではありません。また、月50万円の売上から10万円を引いた40万円が、そのまま利益になるという話でもありません。仕事を実施するための人件費や移動費などは、別に考える必要があります。
FCを比べるときにも、この例と同じように、ロイヤリティの対価を具体的にします。仕事の紹介なのか、継続した集客なのか、技術や商品なのか、採用や教育なのか。「サポートします」だけでは、何をどこまで受け取れるのか分かりません。支払う側が費用の理由を説明できるところまで、内容を確かめたいところです。
本部に頼みたいのは、一店舗では難しい仕事
繁友は、本部が取り組むべきこととして、加盟店の集客、採用、システム、商品開発を挙げています。共通するのは、一店舗や二店舗のオーナーが単独では取り組みにくい仕事です。
たとえば、お客様向けの動画を継続して作り、ブランドを知ってもらう。店舗ごとに同じ資料を作り直さずに済むよう、使える仕組みを整える。採用が課題なら、加盟者がそれぞれ手探りで求人を出すだけでなく、本部としてできることを探す。そうした積み重ねが、本部に継続して費用を払う意味になります。
動画では、繁友が学んだ例として、武田塾の認知を広げる取り組みにも触れています。YouTubeのチャンネルを運営することに加え、複数の媒体へ関わり、広告や幅広い露出によって加盟店への集客につなげるという話です。具体的な広告の話も交えながら、小さな店舗だけではできない規模の仕事として評価しています。
大切なのは、有名な媒体へ出ること自体ではなく、加盟店の課題を軽くする方向へ動いているかです。集客が十分でも採用できず予約を受けられない店なら、追加の認知より採用支援を求めることもあります。本部が何を実施したかに加えて、自分の店のどの課題に効く内容なのかを見る必要があります。
成功事例を聞いた本部が、同じように実行しているとは限らない
繁友は、過去に学んだ本部の取り組みを評価する一方で、同じ話を聞いた現在の本部が、そこまで実行しているのかという疑問も示しています。これは繁友の問題提起であって、個々の本部の支援状況を網羅して調査した結果ではありません。
有名な経営者から学んだ、著名な番組で紹介された、支援者とつながっている。そのことと、加盟後に毎週経営を指導してもらえることは別です。動画では、相談やトラブルに対応する支援と、すべてのブランドへ継続して深く指導することの違いにも触れています。
加盟希望者は、紹介した人が誰かを見るだけでなく、契約する本部が実際に何をしてくれるかを聞きます。毎月の相談相手は誰か。集客の数字が悪化したときは、分析だけなのか、広告やページの修正まで行うのか。採用が止まったときは、求人の文章、写真、媒体、面接のどこまで支援するのか。成功事例を聞いていることと、自分の店で仕事として受け取れることの間を埋める質問です。
繁友が過去の講義を振り返る際も、細かい作業の指示を一つずつ受けたというより、実際に取り組んだ事例を聞き、そこから学んだと説明しています。学びを行動へ移す段階は、本部自身にも必要です。
自分の開業支援でも、採用と集客をまとめて改善する
繁友は、ケイトステージラッシュなどでの自分の取り組みにも話をつなげています。ここで本人が明確にしているのは、フランチャイズではなく、開業支援のモデルだということです。店舗経営者倶楽部の入会サービスとも別の話です。
その中で取り組んでいることとして、SEO、集客用のYouTube、プレスリリース、採用に関する改善を挙げています。ただ、集客用YouTubeについては、動画の時点でまだ十分な成果が出ていないとも話しています。取り組んでいることと、成果が出たことを分けている点も、支援を評価するうえでは大切です。
また、繁友は自身が関わるサロンの課題として、採用の難しさを挙げます。集客施策を行うだけではなく、採用のハードルと費用をどう下げるかに力を入れているという説明です。ホームページ、検索やAIでの見つかり方、求人媒体などを見直し、これからサロン経営を始める人が一人では重く感じる仕事を、まとめて行うことを考えています。
これは「この施策をすれば必ず採用できる」という成果の約束ではありません。支援する側が、店舗の現場で今詰まっている問題を把握し、個店では取り組みにくい仕事へ力を使うという姿勢の説明です。本部や開業支援者へ相談するときも、用意されたメニューだけでなく、自店の課題に合わせて何を動かせるかを確認する材料になります。
うまくいかなかった事業も、本部を見る目の背景にある
動画の後半では、繁友が本部経営を学んでいた理由を振り返っています。店舗不動産の仕事で、エージェントに案件を渡して仲介などを担当してもらい、その一部を紹介料として受け取るようなモデルに取り組んだ経験です。
本人の回想では、五、六人ほどに名刺を渡して進めていたものの、うまくいかなかったといいます。ここを成功談として言い換えることはできません。FCと同一の仕組みだったとも言っておらず、業務委託のエージェントに近いものとして説明しています。
その取り組みをやめようと考える頃、店舗不動産のセミナーを依頼され、FC本部について学ぶ流れになりました。その後は、不動産のエージェントモデルを続けることから離れ、自分で店舗経営をし、FCに加盟する側へ移ったと振り返っています。
本部に近い仕組みを作ろうとした側と、加盟して経営する側の両方に関心を持った経緯があるからこそ、動画では本部だけ、加盟者だけを一方的に正しいとはしていません。仕組みを作る難しさがあり、同時に、費用を支払って事業を担う人へ何を提供するかという課題がある。その両方を見ようとしています。
店舗数が増えた本部と、利益が残る加盟店は分けて見る
同じ頃に学んでいた人たちの中には、その後大きく店舗数を増やした本部もあれば、そこから離れた人もいたと繁友は回想しています。ただし、店舗数が増えたという話から、その加盟店すべてが儲かっているとは結論付けていません。
動画の終盤では、成功の物差しそのものに話が戻ります。本部にとっての成功を店舗数や年商で測るとしても、加盟オーナーの成功には、利益、投資回収、借入の返済、現場負担など、別の問題があります。本部が大きくなっても加盟者が苦しんでいるなら、それをどの立場から成功と呼ぶのか、という問いです。
逆に、加盟店だけが利益を得て本部が継続できない状態を、よい仕組みと呼べるのかという問いも挙げています。一方だけを見るのではなく、双方が続けられる関係になっているかが重要です。
加盟を検討するときは、既存加盟店についても、売上の大きな店だけを見ないことです。運営に必要な人数、オーナーの稼働、毎月の支出、開業からの期間を確認し、自分の条件へ置き直します。そのうえで、本部が何を学び、どの事例を手本にし、現在何へお金と時間を使っているのかを聞く。動画で最後に強調される、本部側の視点を知るという話につながります。
倉敷市では、共通の支援と候補地ごとの確認を分ける
倉敷市へ当てはめるなら、ブランド共通の集客施策があっても、候補地へ来店する人の動きは別に確認します。倉敷観光WEBでは、倉敷駅前と倉敷館などの観光案内所を案内し、駐車場や満空情報も紹介しています。駅を起点に歩く人と、駐車してから目的地へ向かう人では、必要な店の案内が違います。倉敷観光WEB・よくある質問
また、倉敷市の告知では、市営駅前駐車場は耐震改修工事に伴って駐車可能台数が減少し、2026年9月28日から2027年1月31日までは閉鎖予定とされています。候補地の来店案内や近隣駐車場を検討する際は、その期間と実際の利用状況を確認する必要があります。予定や利用条件は、市の最新の告知で確かめてください。倉敷市・市営駐車場情報
この情報だけで、特定の店の売上や、市内全体の出店適性は判断できません。使い方は、他地域の既存店の実績と、倉敷の候補物件の条件が同じかを確かめることです。本部にはブランド全体の認知を広げてもらい、店側では駅からの案内、駐車場からの入口、営業時間に合う利用方法を整える。どこまで本部が素材を用意し、どこから店側が更新するかも、支援内容として聞けます。
本部と既存加盟店には、次のように立場を分けて質問できます。回答を一枚に並べると、支援する側の説明と、運営する側が実際に受け取っているものを比較できます。
表は横にスクロールできます
| 確かめる条件 | 本部へ聞くこと | 既存加盟店へ聞くこと |
|---|---|---|
| 運営モデルの検証 | 一般募集の前に、誰がどの条件で試したか | 開業後、想定と違った仕事は何か |
| ロイヤリティの対価 | 継続して誰が何を提供するか | 実際に役立った支援と、自店で補った仕事は何か |
| 集客・採用 | 共通施策と個店への作業支援をどう分けるか | 応募や予約が止まったとき、何をしてもらえたか |
| 成功の捉え方 | 加盟店の利益や運営負担をどう把握しているか | 売上以外に、手残りやオーナーの稼働はどう変わったか |
| 倉敷の候補地 | 交通や駐車場の条件を誰が調べ、更新するか | 自分の既存店と比較できる立地条件はどこまでか |
FCを選ぶ材料は、理念か利益かの二択ではありません。届けたいサービスに納得できるか、受け取る支援が具体的か、自分の条件で事業が成り立つかを、一緒に確かめます。そのためには、本部の説明に加え、実際に店舗を運営する人の経験も聞き、条件の違いを比べる機会が役立ちます。
店舗経営者倶楽部で、学びを自店の実践へ
店舗経営者倶楽部は、店舗経営者が現場の知恵を持ち寄り、学んだことを自店で試しながら、利益が残る店づくりを進めるための倶楽部です。物件・家賃、採用、集客、多店舗化などの課題を扱い、投資回収を早め、オーナーに依存しすぎない運営を目指します。
- リアル情報交換会:店舗経営者の成功した工夫や失敗した施策を聞き、自店との条件の違いを比べる
- 会員限定WEBセミナー:物件・出店、集客、採用、財務、AIなど、今の課題に合うテーマから学ぶ
- 実店舗出店マニュアル:出店前に確認する順番を整理し、準備の抜けを見直す
情報を集めて終わるのではなく、自店で実践し、数字を振り返り、続けられる仕組みにしていく。そのための学びと交流の場です。
