『coco壱』というカレー専門店チェーンがあります。
ご存じの方もいるでしょうが、豊富なメニューとカスタマイズの自由度が売りのお店です。
そんな『coco壱』がフランチャイズ展開をしています。
今回は、その『coco壱』のフランチャイズの特徴や評判を紹介しましょう。
coco壱とは?
まずは、『カレーハウスCoCo壱番屋』をご存じでない方もいるでしょうから、どんなお店なのかを説明しましょう。
『coco壱』というのは通称です。
本来の店舗名は『カレーハウスCoCo壱番屋』と言います。
この名称を見れば、『coco壱』がカレー専門店だとわかるでしょう。
『coco壱』の運営元は愛知県にある株式会社壱番屋です。
CoCo壱番屋のフランチャイズについて
『coco壱』のフランチャイズについて説明しましょう。
独立支援制度{ブルームシステム}
『coco壱』のフランチャイズは{ブルームシステム}と呼びます。
一般的なフランチャイズとは異なり、独立支援制度になっているのが特徴です。
独立支援ということですから、単なる1フランチャイズ店というのではなく、完全独立を視野に入れた制度です。
まず正社員として株式会社壱番屋に入社し、安定した収入を確保しながら、店舗のオペレーション・人材マネジメント・経営ノウハウをみっちり学んで独立してもらうということですね。
約9割のオーナーが着実な経営をしている
2023年6月現在の直近10年間のデータによると、株式会社壱番屋においては、約9割のオーナーが着実な経営をしていると言います。
それもこれも、入社してしっかり経営ノウハウを学んだためでしょう。
安心のフォロー体制
『coco壱』の{ブルームシステム}には安心のフォロー体制がついています。
独立前は資金調達・物件選択・市場調査・店舗建築から開店準備まで全面的にフォローしてくれます。
独立後はパートナーとして関係をさらに深め、経営全般から日常の運営指導、人材育成などきめ細かいフォローもありますね。
密なコミュニケーションを取りながら、最適な店舗運営ができるように支援してくれるのです。
約65%が異業種からの転職組
カレー専門店というと、未経験者には取り組みにくそうに思われるかもしれませんが、『coco壱』フランチャイズの場合、約65%が異業種からの転職組です。
株式会社壱番屋の正社員として働く中で必要なスキル、経営ノウハウを身に付けていきますから、調理・接客・売上管理なども自然にできるようになっていきます。
{ブルームシステム}のメリット
『coco壱』の{ブルームシステム}には次のようなメリットがあります。
- 給与を得ながら経営スキルを習得できる
- 様々な立地・客層の店舗で経営スキルを鍛えられる
- 土地や資金がなくても、やる気次第で独立可能
- 独立希望地を考慮
- 独立後、ロイヤルティが発生しない
様々なメリットがありますが、特に通常のフランチャイズ店と違うのが独立後のロイヤリティが発生しないことです。
まさに独立ですから、本部にお金を納めなくていいのですね。
売上から固定費・流動費などの経費を除いた利益は全てオーナーの手元に残ります。
入社時にも資金は不要で、独立時には債務保証制度の利用も可能です。
株式会社壱番屋は資金面で徹底支援してくれます。
{ブルームシステム}のデメリット
{ブルームシステム}のデメリットも挙げておきましょう。
デメリットというのは、正社員として株式会社壱番屋に入社して、店舗経営者としての能力が身につくまでは独立できないことですね。
一般的なフランチャイズ加盟と違って、独立まで時間が掛かります。
独立までの道のり「9つの等級制度」
『coco壱』での独立までの道のりとして、「9つの等級制度」が用意されています。
各人の実力に応じて様々な立地・規模の店舗で経験を積みながら等級を上げていく制度です。
評価は毎月実施され、配属先の店長とスーパーバイザー(SV)が行います。
等級が上がる☞給料も上がるということにもなるので、モチベーションもアップするでしょう。
毎月給与が上がる可能性も有り、実力もドンドン磨かれます。
『CoCo壱番屋』フランチャイズの評判
『coco壱』フランチャイズ、つまり{ブルームシステム}は通常のフランチャイズと違うことはお分かりになったでしょう。
では、株式会社壱番屋に入社して、『coco壱』から独立されたオーナーはどう感じているのでしょうか。
その評判が気になりますね。
そこでいくつか公式ホームページから体験談を取り上げてみるので、評判の程を判断してみてください。
佐藤諭
sato satoshiさん
佐藤さんは1999年に株式会社壱番屋に入社し、北陸地方での店舗経験を積んで、地元愛知で2004年独立。
現在7店舗を経営しています。
体験談は長いので、内容を要約してみましょう。
学生時代は『coco壱』フランチャイズ店でアルバイトをしていたそうです。
そのオーナーの姿に憧れを感じていました。
就職に際しては、株式会社壱番屋の求人しか応募しなかったとのこと。
かなりの自信があったようです。
そして、独立も近くなった頃に、人を見下す癖があると担当SVにガツンと言われました。
そこで、人に対する態度を改めたと言います。
このようにSVの方がしっかり見守り、指導してくれることが大きな強みになっているようです。
SVからは適切なアドバイスももらえ、日々連絡を取ってくれ、家族のように信頼しているとのこと。
これが本当なら、『coco壱』フランチャイズは確かなビジネスになりますね。
大坪辰徳
otsubo tatsunoriさん
大坪さんのご両親は寿司屋さんを営んでいたそうですが、自分も独立して店舗を持ちたいという夢を持っておられました。
その夢を実現してくれそうなのが株式会社壱番屋でした。
ただ入社当時は、掃除ばかりで体力的にもきつく、壁にぶつかっていたそうです。
人と話すのも苦手。
そこで変わる努力をしたと言います。
独立までの期間は8年間、長かったそうです。
自分を追い込みながら実行し、独立までこぎ着けられました。
『coco壱』のフランチャイズについては、ネットワークがしっかりしているところが強みだとのこと。
店舗経営の参考になる情報をネットワークから仕入れることができます。
{ブルームシステム}の強みにも言及。
等級が明確で、経営スキルをしっかり学べることが信頼できるのだそうです。
尾藤慎也
bito shinyaさん
尾藤さんは2000年に株式会社壱番屋に入社し、岐阜での店舗経営を経て、2003年に浜松で独立されました。
当初起業することを目標に株式会社壱番屋を選択。
その後、失敗や病気などもありましたが、SVの励ましもあってなんとか独立されたそうです。
本部とフランチャイズ店の関係についても語っておられます。
他のフランチャイズとは違い、独立前は上司、独立後はパートナーの関係です。
独立後もぽかやミスはあったそうですが、本部は高圧的な態度に出ることもなく、一緒に改善策を考えてくれたそうです。
独立後は大変苦しかったそうですが、SVが親切に世話もしてくれました。
兄貴分のような存在だったと言います。
そして、『coco壱』の{ブルームシステム}は失敗しにくい構造になっているとも言っておられます。
独立までは大変なところもあるが、信頼できる
『coco壱』のフランチャイズ{ブルームシステム}では、独立までの期間が少しあり、大変な部分はあります。
しかし、独立したオーナーの評判を聞くと、フォローも充実し、SVの指導も親切だそうです。
これなら、独立後の店舗経営も成功させやすいでしょう。
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