飲食・美容・整体・小売の店舗経営|業態別のよくある20の疑問に回答
同じ「店舗経営」でも、業態ごとに悩みの勘所は違います。ここでは飲食・美容・エステ・整体・小売など、業態別に店舗オーナーからよく寄せられる疑問に答えます。
このページで答えている質問
- 居酒屋、平日の早い時間だけガラガラでつらい
- 定食屋の客単価が900円から上がらない
- 美容室、カットだけのお客さんが多くて売上低い
- エステの回数券をすすめると断られて気まずい
- 整体の初回安売りだけ来てリピートしない
- 雑貨屋の仕入れ、売れ残りが増えて資金が苦しい
- カフェ、雨の日になると売上が半分になる
- かき氷屋、夏以外の売上をどう作ればいい?
- 飲食店、原価上がったけど値上げしたら客減る?
- 美容師だけど経営の数字が全然わからない
- パン屋の夕方の廃棄が多すぎて利益が残らない
- アパレル小店、サイズ欠け在庫が売れ残る
- 子ども教室、春は入るけど夏に休会が増える
- ラーメン屋、昼ピーク以外が暇すぎる
- ネイル、安い定額デザインばかり選ばれる
- 治療院で物販を置いてもぜんぜん売れない
- 花屋の仕入れ量が読めず、週末に余らせる
- 焼肉屋だけどドリンク注文が少なくて単価低い
- 脱毛サロン、夏前だけ忙しくて冬が暇すぎる
- 美容室のシャンプー在庫、売れずに場所取ってる
Q1. 居酒屋、平日の早い時間だけガラガラでつらい
平日早い時間(17〜18時台)が空く居酒屋で有効なのは、「その時間帯に来る習慣を持つ常連を意図的に作る」設計です。値引きで人を呼ぶより、特定の曜日・時間帯に「ここに立ち寄ることが習慣になっている層」を作ることが先です。近隣のオフィスワーカーに絞るなら「水曜の仕事帰りにここに来る理由」を一つだけ設計してください。固定席の確保・特定曜日限定のおつまみセット・スタッフが顔と名前を覚えている安心感など、「価格以外の来る理由」が習慣化の素になります。LINEリストがあれば当日の空き状況や本日限定メニューを朝のうちに送れます。まずLINE登録の仕組みを作り、時間帯・曜日別の客数を記録することから始めてください。記録なしに施策を打つと、また同じことを繰り返します。
Q2. 定食屋の客単価が900円から上がらない
客単価が上がらない定食屋に多いのは「メニューを全部見せてどれにしますか」という設計になっていることです。客単価を上げるには、スタッフがプロとして「この方にはこれを追加する方がいい」と判断して提案する体制を作ることが先決です。ランチの900円を上げたいなら、まず原価率を確認し、利益の出る追加メニューを1〜2種類に絞ります。小鉢・ドリンク・デザートをすべて並べるより「今日の定食には味噌汁の大きめサイズがおすすめです」と一つだけ提案する方が注文されやすいです。松竹梅の段階設定も有効ですが、真ん中を選ばせる前に「真ん中を自信を持って提案できる理由」をスタッフが持てているかが先です。お客様に選ばせるのではなく、プロが選んで提案するという発想の転換が客単価アップの入口です。
Q3. 美容室、カットだけのお客さんが多くて売上低い
カット客に追加メニューを提案できないのは、売り込みが苦手だからではなく「提案の組み立て」が不十分なことが多いです。倶楽部のセミナーでは「スタッフはお客様の悩みに対してはお客様よりも詳しい、だからプロ」という考え方が繰り返し出てきます。プロなら「このお客様には次回カラーが必要」と判断して提案するのは当然のことです。全メニューを説明して「いかがですか」と聞くのではなく、「広がりが気になっているなら来月はトリートメントを一緒に入れましょう」と一つに絞って提案することが大切です。お客様が選ぶのではなく、プロが選んで案内するイメージです。施術中の会話から悩みを引き出し、「だからこのメニューが必要です」と論理で伝えられれば、押し売りにならずに追加メニューが通るようになります。次回予約を取る際に合わせて提案する流れを設計することも有効です。
Q4. エステの回数券をすすめると断られて気まずい
回数券が断られる場合の多くは、「売ろうとしている」空気をお客様が感じていることが原因です。倶楽部のセミナーでは「回数券を売った人が偉いという文化を作ると離職が起きる」という話が出てきます。それより大事なのは「この施術を続けることでどんな変化が起きるか」をお客様と共有することです。施術後に「今日の状態からあと何回でここまで変わります」という具体的な道筋を見せることで、回数券はサービスの一部として受け入れられやすくなります。高額な回数券を一度に提案するより、まず3回券などの小さい入口を用意し、継続の体験を積み上げる設計が現実的です。都度払いと回数券の差額を数字で見せることで、お客様が「なるほど」と理解して選ぶ流れを作ることも効果的です。気まずさは提案が「販売」になっているサインです。「この方の目標に必要だから伝える」という出発点に戻ることが先決です。
Q5. 整体の初回安売りだけ来てリピートしない
初回だけで終わる患者さんが多い場合、リピートしない原因は施術の質よりも「集客の入口」にあることがほとんどです。倶楽部のセミナーでは「最初からリピートするつもりのある方を取らないと、どんな施策をしてもリピートしない」という話が繰り返し出てきます。安い初回クーポンで来た方は、そもそも継続改善を求めていないことが多いです。集客媒体や広告の訴求が「安さ」だけになっていないか確認することが先決です。また「肩こりを和らげたい」というコンセプトは改善したら終わりになりやすく、リピートを生む構造ではありません。「身体のメンテナンスを継続する」「体の根本から変える」のような先がある目標設定をコンセプトに組み込むことが大切です。集客の動線と訴求内容を変え、初回当日に改善計画を見える形で共有して次回予約を取る流れを設計してください。
Q6. 雑貨屋の仕入れ、売れ残りが増えて資金が苦しい
売れ残りが資金を圧迫するのは、仕入れた商品を「売れるまで持ち続ける」ことをデフォルトにしているからです。在庫を長く持つことは機会損失(その資金で別の商品を仕入れられた)を生み続けます。まず取り扱い商品の種類を絞ることが先決です。種類が多いほど管理コストがかかり、スタッフが接客で提案できるものも分散します。よく売れる定番品を5〜10アイテムに絞り、その回転率を週単位で確認する習慣から始めてください。仕入れ基準は「先月何個売れたか」の実績から決めます。感覚ではなく販売実績の記録を積み上げることが根本の改善策です。動かない在庫は仕入れ値の半額でも早期に処分して現金に変える判断が、資金繰りを守ります。損切りのタイミングを「入荷から60日経過した商品は価格変更する」など数字で決めておくと、感情に流されずに動けます。商品数を絞ることは売上機会を减らすように見えますが、資金を守り、売れる商品に集中できる環境を作ることが先です。
Q7. カフェ、雨の日になると売上が半分になる
雨の日に売上が大きく落ちるのは、来店客の多くが「外出のついでに立ち寄る層」に依存しているサインです。この構造を変えないと、当日の値引きや告知などの対症療法は効果が出にくいです。根本の対策は「天候に関わらず来る理由がある客層」を意図的に増やすことです。近隣の常連・テイクアウト習慣者・デリバリー利用者の比率が上がれば、天候の影響は自然と小さくなります。LINEの顧客リストをまだ持っていない場合は、構築することが最優先です。リストがあれば雨の当日朝に「本日のおすすめセット」を送るだけで来店動機になります。近隣オフィスへの定期的な案内も、雨で外出しづらい日ほど効果があります。まず晴れの日と雨の日の売上差を記録し、どれほど天候依存しているかを数字で把握することが先です。その差が30%以上あれば、常連化施策とテイクアウト比率の向上を優先的に進めてください。
Q8. かき氷屋、夏以外の売上をどう作ればいい?
季節商売の閑散期対策は、繁忙期に仕込めたかどうかで決まります。夏にどれだけ顧客リストを作れたかが、秋以降の売上の土台になります。夏に来てくれたお客様のLINE登録を仕組みとして入れておくことが最優先です。リストができれば、冬に温かいスイーツやドリンクメニューを追加した際の告知コストがほぼかかりません。夏に何の仕込みもせず閑散期に焦るのでは毎年同じことを繰り返します。「夏以外に同じかき氷で勝負する」のではなく「この店の世界観が好きなお客様に、季節に合わせた別の価値を提供する」発想の転換が必要です。閑散期の商品展開としては、ぜんざい・温かい甘酒・焼きフルーツスイーツなど「甘味処」として再定義する方向が現実的です。スペースを活かした体験ワークショップや間貸しイベントも選択肢になります。まず夏に顧客リストを積極的に作ることから始めてください。
Q9. 飲食店、原価上がったけど値上げしたら客減る?
値上げで客が減るかどうかは「その店に来る理由が価格かどうか」で決まります。価格目的で来ていた客は値上げで減りますが、価値・体験・習慣で来ている客は残ります。重要なのは値上げ後の「粗利が守られているか」です。客数が5%減っても客単価が10%上がれば、粗利は増えます。値上げの方法としては一律値上げより、まず原価率が高いメニューから見直すことが基本です。人気メニューは小幅に上げ、低利益商品はセット化や内容変更で対応することが現実的です。値上げの理由は長く説明するより「品質を維持するための価格です」と短く伝える方が自然に伝わります。値上げを先送りにするほど原価が削り続けられ、経営が厳しくなります。まず現状の原価率・粗利率を数字で確認し、値上げ前後の粗利を比較する判断軸を持つことが先決です。
Q10. 美容師だけど経営の数字が全然わからない
経営の数字は最初から全部わかろうとしなくて大丈夫です。まず毎月見るべき数字を3つに絞ることから始めてください。「客数・客単価・再来率」この3つです。売上はこの掛け算で決まり、どれを改善すれば売上が上がるかが見えてきます。倶楽部のセミナーでは「稼働率を100%で計算しないこと」が繰り返し出てきます。実際には70%程度の稼働で出せる売上を基準に人件費・固定費を設計することが大切です。再来率が低ければ集客費用が増え続け、再来率が高ければ広告費を削れます。月末に「先月と今月の再来率はどちらが高いか」を確認するだけでも経営判断が変わります。技術売上と店販売上を分けて記録し、前年同月と比べる習慣を作ってください。難しい会計より、現場で起きていることを数字で確認することが先決です。まず記録することから始めれば、自然と見るべき数字が分かるようになります。
Q11. パン屋の夕方の廃棄が多すぎて利益が残らない
パン屋の廃棄は製造量の問題である前に「製造タイミング」の問題です。一日の前半に全量を焼いてしまい、夕方には時間が経った商品が残る構造になっていると廃棄は必ず増えます。対策は製造を複数回に分けることです。午前のピークに合わせた量を焼き、夕方の分は昼過ぎに改めて絞った量だけ製造する仕組みを作ることで、廃棄が出る時間帯を短縮できます。全品種を均等に作るより、夕方まで動く商品と動かない商品を分けて、夕方の製造は動く商品に絞ることが現実的です。予約注文比率を高めることも有効です。定番品の「夕方引き取り予約」が入れば、その分の廃棄リスクが先に消えます。廃棄量と時間帯別販売数を記録し始め、「何時に何種類が何個残るか」を見えるようにしてから製造計画を見直す順番で進めてください。「作ってから売る」を「売れる分だけ作る」に近づけることが利益を残す鍵です。
Q12. アパレル小店、サイズ欠け在庫が売れ残る
サイズ欠け在庫が発生する根本の原因は、仕入れ時の「サイズ別の販売比率の記録がない」ことがほとんどです。次の仕入れ改善のために、まず過去の売上でどのサイズが何枚売れたかを記録することから始めてください。感覚的に全サイズを均等に仕入れると、売れるサイズが欠けて売れにくいサイズが余る構造になります。既にある欠けサイズの在庫については、単品で見せるよりコーディネートに組み込んで提案する方が動きやすいです。そのサイズに合う顧客への個別案内や、SNSで「一点もの」として紹介する方法も有効です。在庫を長く持つと資金が詰まるため、思い切った価格変更でスピーディーに出す判断も大切です。今ある欠けサイズ在庫の処分と、次回仕入れのサイズ比率改善は別の問題として切り分けて対処してください。まず記録を取ることが根本の改善策です。
Q13. 子ども教室、春は入るけど夏に休会が増える
夏の休会が増える場合、多くは「休む理由」ではなく「続ける理由」が設計できていないことが原因です。倶楽部のセミナーでも「先がある成長コンセプト」があるとリピートが生まれ、先が見えないコンセプトはどんな施策を打っても継続率が上がらないという話が出てきます。春に入会した時点で、夏に向けた目標やイベントを設定することが有効です。「夏休みに〇〇を達成しよう」「秋の発表会に出よう」という先の目標があれば、夏に休もうという動機が弱くなります。振替制度や補講の整備も重要ですが、それより「続けることに意味がある設計」が先です。春の入会時のカウンセリングで夏を含めた3ヶ月のプランを保護者と共有し、「続けると何が変わるか」を具体的に見せることが最も現実的な対策です。休むデメリットより、続けるメリットを先に伝えることが継続率を上げる鍵です。
Q14. ラーメン屋、昼ピーク以外が暇すぎる
昼ピーク以外が暇なラーメン屋でまず確認すべきことは、通し営業のコストと夜の売上を数字で比べることです。人件費・光熱費・食材ロスを含めた夕方〜夜の実質利益が、休んでいた場合のコスト削減額より低ければ、昼特化に切り替える方が利益は改善します。夜に新しい客層を呼ぼうとする前に「昼のピーク時間帯を1時間延ばす工夫」の方が費用対効果が高いことも多いです。昼にすでに来ているお客様のリピート率を上げる施策(替え玉・トッピング提案・次回来店動機の設計)を先に試してから夜の展開を検討する順番が現実的です。夜をやるなら「夜にラーメンを食べる理由がある客層がこの立地にいるか」を近隣競合の動向から先に確認することが必要です。昼客と夜客は客層が異なり、同じメニューで両方を狙うのは難しいです。通し営業が数字として合わない場合は、昼特化に絞る選択肢も含めて判断してください。
Q15. ネイル、安い定額デザインばかり選ばれる
安い定額ばかり選ばれる場合、多くは「高いメニューを選ぶ理由」が見えていないことが原因です。倶楽部のセミナーでは「初期の安い価格は口コミを集めて客層を固める準備期間の値段」という考え方が出てきます。定額を入口として使い、一定期間で高単価メニューに移行させる設計が重要です。高単価メニューへの誘導には、まず「仕上がりの差を写真で見せること」が基本です。施術後の写真やビフォーアフターを積み上げることで「このサロンは違う」という認識が生まれます。次回予約時に「今月の季節デザインはこちらです」と具体的に見せて案内することで、自然に高単価メニューへ誘導できます。定額は段階設定にして、真ん中以上に人気デザインや持ちの良い施術を入れると選択肢として認識されやすいです。まず「高単価メニューの価値」をお客様が理解できる見せ方を整え、次回予約時に提案する流れを設計してください。
Q16. 治療院で物販を置いてもぜんぜん売れない
物販が売れない治療院に多いのは、商品を「置いてあるだけ」の状態にしていることです。置くだけで売れる商品は存在しません。物販が自然に売れる流れを作るには、施術中に「その方の症状と商品のつながり」を伝えることが必要です。「この部分の状態を日常でもケアするにはこのサポーターが合っています」という施術の延長として提案することで、押し売りにならずに受け入れられます。POPには「商品説明」より「どんな悩みを持つ方に向いているか」を書く方が購入につながります。まず取扱い商品を絞ることも重要です。種類が多いとスタッフ全員が同じ説明ができず、提案がバラバラになります。院の方針に合う商品を3〜5種類に絞り、スタッフ全員が「この状態の方にはこれ」と迷わず提案できる体制を作ってください。商品を売るという意識より「この方の日常ケアに必要なものを渡す」という出発点が大切です。
Q17. 花屋の仕入れ量が読めず、週末に余らせる
花屋の仕入れ精度を上げる最初の一手は、需要の「確定分」と「読み分」を分けて管理することです。母の日・バレンタイン・入学卒業シーズン・お盆・クリスマスなど、行事由来の需要は年間カレンダーで事前に確定しています。行事需要はできるだけ「予約注文で確定してから仕入れる」ことが廃棄リスクを先に減らす方法です。行事以外の週末は「前週の販売実績から逆算した量」だけ仕入れる原則を作ってください。仕入れる種類を絞り、確実に売り切れる定番品(よく動く季節の切り花・スタンダードなバラ)を軸にすると管理がシンプルになります。余りそうだと判断した午後の早い時点で、ミニブーケや単品ラッピングに加工してSNSで「本日の花ごと」として当日告知する仕組みを習慣にしてください。廃棄が出てから考えるのではなく、廃棄が出る前に動き出す判断の速さが利益を守ります。
Q18. 焼肉屋だけどドリンク注文が少なくて単価低い
ドリンク注文が少ない場合、まず原因を確認することが先決です。「飲み放題コースが多い」「スタッフが声かけしていない」「ドリンクメニューに魅力がない」の3つのどれかがほとんどです。繁友のセミナーでは「焼肉の価格帯によって客層が全く変わる」という話が出てきます。4,500円の食べ放題を軸にしている場合と高単価の焼肉では、ドリンクの単価設計そのものが違います。まず来客の客層を確認し、「この客層はどんなドリンクをいくらで飲むか」から逆算してメニューを組むことが基本です。スタッフの案内トークを統一することも重要です。着席後の最初の注文時に「肉に合うおすすめドリンクはこちらです」と一言添えるだけで注文率が変わります。飲み放題中心の構成であれば、高利益の単品ドリンクセットをメニューに組み込む設計変更も検討してください。まず今の状態を客層・価格帯・注文構成で分解することが先です。
Q19. 脱毛サロン、夏前だけ忙しくて冬が暇すぎる
脱毛サロンの閑散期対策は「冬に何をするか」より「夏前の繁忙期に何を仕込んだか」で決まります。4〜6月の繁忙期に来店した顧客をLINE登録させることが最優先で、そのリストを冬の施策の土台にします。冬の訴求で効果的なのは「来夏に向けた逆算提案」です。「今から始めると来年の夏までに施術を重ねられます」という先読みの案内は、新年の意識が高まる1〜2月に特に響きます。既存客への他部位追加提案も、閑散期のテコ入れとして現実的な方法です。繁忙期の集客に広告費をかけても閑散期の底上げにはなりません。閑散期の売上は、繁忙期に集めた顧客リストをいかに活用するかにかかっています。夏前に顧客リストを積極的に構築する仕組みがない場合は、まずそこから着手してください。集客の訴求も「夏前の駆け込み」から「来年の夏に向けて今から準備する」に変えることで、通年で動く客層を取れるようになります。
Q20. 美容室のシャンプー在庫、売れずに場所取ってる
店販シャンプーが売れない美容室に多いのは、商品の説明が「これが良いですよ」という属性説明になっていることです。お客様が買う動機になるのは「今日の仕上がりをできるだけ長く維持したい」という気持ちです。この動機に直結した提案に変えることが先決です。施術後に「今日この仕上がりになった理由の一つは、根元からの広がりを抑えているからです。自宅でもこの状態を続けるにはこのシャンプーのやり方が合っています」という形で提案することで、商品が仕上がりの延長として受け入れられます。取扱い商品をまず2〜3種類に絞り、担当者が必ずシャンプーについて一言触れるルーティンをサービスの一部として設計することが大切です。種類が多いほどスタッフの提案が分散し、どれも中途半端になります。「この店はこの2種類を推奨している」という軸を作ってから、提案の標準化を進めてください。商品を売るより「今日の仕上がりを自宅で続けるための選択肢を渡す」という出発点が伝わり方を変えます。
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